月別アーカイブ: 2026年7月

ジビエ速報 『蝦夷鹿』

人気の穴熊は完売しました。また秋ごろ入荷しましたらご案内いたします。

クルティーヌでは、ほとんどすべてのお肉を熟成させてご提供しております。各種ジビエはもちろん、牛、豚、たまに仔羊。
予備知識「熟成と腐敗の違い」→Yahoo知恵袋
 
今月は月替わりの花の名を冠するコース「竜胆」のメインに蝦夷鹿のフィレ肉(こちらはノン熟成)をご用意しております。
蝦夷鹿フィレミニョン・ジュニエーヴル/ 長胡椒 : 石垣島
夏は栄養価の高い食物が多く、肉質が良くなります。臭みが少なく赤身の旨味が強い「夏鹿」。今回はフィレ肉という希少部位です。是非お召し上がりください。(参考文献 オーギュスト・エスコフィエ著「料理の手引き」)
この料理の題にジュニエーヴル(ジェニパーベリー)とあるように、この料理にはジェニパーベリーブランデーでフランベすることが必須。聞いたことのある方は少ないと思いますが、ジュニパーベリーブランデー(ブリンジェヴェク:Brinjevec)とは、香り付けにボタニカルを使用するジンとは異なり、ジュニパーベリー(杜松の実)そのものを発酵・蒸留して造られるスロベニアの伝統的な蒸留酒です。詳しくは→ブログ”竜胆 9/3(木)~9/28(月) コースを楽しみ尽くすために”

 

IMG_7226

こちらのページのジビエ料理をご希望のお客様はWEB予約のご要望欄に「ご希望のお料理名」または、ジビエの名前、「ロティorパイ包み」、「人数」(2の倍数人数となります。お一人様でのご希望は2名様分(ダブルポーション)でのお召し上がりとなります。)をお書きください。

※表示価格は全て税込です。

当店の国産の渡り鳥(鴨)は11月に鹿児島から届きます。
鹿児島の出水市には、国指定の特別天然記念物「ツル」が、越冬のために遠くロシアのシベリアや中国東北地方から渡ってきます(日本一)。越冬地として渡り鳥たちが集まるのは田んぼ。そこに渡り鳥の鴨もたくさん集まります。さすがにその場所では猟はできないので、その渡り鳥たちのルートの途中の田んぼに鴨の餌をまいて網獲りで捕獲して当店に届きます。

雷鳥(グルース)、山鶉(ペルドロー・グリ)、シギ(ベカス)はスコットランド産。

当店では、獲れたての優しい味わいのジビエとは一線を画し、きちんと熟成させます。必要な個体は細心の注意を払って腸を傷つけないよう抜きとり、必ず羽付きのまま逆さに吊るし、適度な乾燥を維持しつつ低温で熟成。腐敗ではなく、熟成によるジビエの妖艶な薫りや旨味を堪能できる、ジビエのための料理を目指しております。

==四つ足====================
・Tourte de gibier.
ジビエのトゥルト
中心にフォアグラ、その上下に緋鳥鴨胸肉と若鹿のフィレ肉を配してから、月の輪熊、尾長鴨、軽鴨、緋鳥鴨、猪、トリュフをマリネし、焼き付けてから挽き、練り、包みます。更に パータ・パテというバターをたっぷりと練り込んだ独特の生地で包み、休ませ、高温で焼きあげた料理。ジビエを4種類以上使用することが前提の上、技術はもちろん手間と時間と労力のかかる特別な一品です。フランス料理愛好家が好まれる垂涎の料理。
 花のコース                      [+8,800]
 スペシャリテコース  [+6,600] 

===野鳥=======================
[ロティ(ロースト)]
シンプルに好きな食材の味わいをじっくり楽しみたいならロティ。羽付きのまま腸を抜いて吊るして熟成。個体の種類と大きさにより2週間〜12週間程度熟成させて、丸焼きにローストし、食べやすいよう切り分けてご提供。

[パイ包み]
当店で大変人気のあるジビエのパイ包みでは、独断でベストな熟成を経た個体だけをパイ包みに仕立てております。きのこ、各種スパイスやコニャックで調味したそれぞれのジビエのファルスに、そのジビエの胸肉と非常に貴重となってしまったフランス産のフォアグラを中心に据え、ロティよりも一層リッチで複雑な味わいに仕上げておりす。

・山鳩 (ピジョン・ラミエ)写真 20
フランス料理において、ジビエのシーズン中に一番多く扱われる鳥。ジビエの熟成香より個体の旨味が先行していて、熟成の多寡にあまり左右されずに安定して美味しい。肉質は赤みが強く、鉄分が豊富なため、鉄分が苦手な方は鳩を苦手とする傾向もあるが、好む方の方が圧倒的に多い印象。

・1/2羽ロティ 
花のコース                      [+1,100]
スペシャリテ

・パイ包み
花のコース                      [+3,300]
スペシャリテ                   [+2,200]

・山鶉・灰(ペルドロー・グリ)IMG_0635
ペルドロー(山鶉)にはルージュと呼ばれる、比較的淡白で少しお手頃なものと、グリと呼ばれ味わい深いものがあり、希少なグリは、ベカスに次ぐ希少ジビエで人気があります。滅多にフランスから入荷しませんが、ベカスのように他ジビエで得られない中庸な美味しさを持ちます。ジビエといえば野性味、熟成味に焦点を当てた妖艶な味わいを楽しむ中、こちらは滋味深いストレートな美味しさを得られるジビエです。ファン多数。 

・1/2羽ロティ
花のコース                      [+4,950]
スペシャリテコース  [+3,950]

・パイ包み     
花のコース                      [+6,950]
スペシャリテコース  [+5,950] 

・山鶉・赤(ペルドロー・ルージュ)IMG_0324 2

うずららしい比較的淡白な味わいながら、熟成を経ると熟成ジビエの香りも得られ、さながら小さな雉という印象。肉質はほんのりピンクがかった白。
右写真の上は雷鳥。その下がペルドロー・ルージュ。

・1/2羽ロティ
花のコース                      [+1,100]
スペシャリテコース

・緋鳥鴨(ヒドリガモ)
熟成しなくても美味しい野生の鴨。深く熟成させるとジビエ好きにはたまらない独特の風味が生まれます。ジビエの香りは強すぎず、バランスのとれた美味しい鴨。ジビエ初心者から上級者までお楽しみいただけます。

・パイ包み
花のコース                      [+4,400]
スペシャリテコース  [+3,300]

・軽鴨(カルガモ)  IMG_1014

ジビエの香りは強すぎず、バランスのとれた美味しい鴨。その身近な名とは裏腹に、熟成が深まるとジビエ好きにはたまらない独特の風味とともにナッツのような香りが生まれ、野生の雉に劣らず、熟成の個性が色濃く現れます。もちろん冒頭でお伝えしたように、お近くで見かけるカルガモとは一線を画し、海外から遥々海を渡って鹿児島の出水市周辺で水草を食むカルガモのみを扱います。

・1/4羽ロティ
花のコース                      [+2,600]
スペシャリテコース  [+1,500] 


・パイ包み
 花のコース                      [+4,400]
 スペシャリテコース  [+3,300] 

・青首鴨 (コル・ヴェール)   IMG_1013 2

網獲りの国産はじっくり熟成ができ、入荷後10週間ほどの熟成。散弾銃で獲るフランス産は国産と比べ野生味が強く熟成も早く4週間ほどの熟成でご用意。フランスではとても好まれるジビエ素材。青首鴨は雉に劣らず熟成ジビエの代表格。熟成させるとジビエ好きにはたまらない妖艶な風味が生まれます。ファン多数。

・1/4羽ロティ
 花のコース                      [+3,300]
 スペシャリテコース  [+2,200] 


・パイ包み     
 花のコース                      [+6,600]    
 スペシャリテコース  [+5,500] 

 

赤ちゃん、無事、産まれましたー! 追記中。

みなさん、最近なかなかお店の営業が滞っていまして申し訳ございません!
ですが、おかげさまで無事、本日7月16日15時48分、麻美さんが立派な男の子産んでくれました!
正常分娩で、6時間7分。めっちゃ可愛い男の子です!

2826g 、身長47.3cm!

本来は8月6日が予定日だったのですが、一惺も日梛も出産が自然に早まったので、それを見越して、7月22日を出産予定日にしていました。ところが、「もっと早く産まれそう」と心配していた通り、お腹の赤ちゃんはすくすくと成長してゆき、7/13(3日前)の夜、もう陣痛きそう、予定日よりだいぶ早いけどどうしよう、病院の予約日じゃないから心配、となって、なんとかその夜を乗り切った麻美さんは次の日に、お医者さんに相談し、急遽、分娩予約のキャンセルが出た7/16に前倒して準備しましょう、となったのでした。

前回まではファン助産院さんで自然分娩で頑張って一惺と日梛を産んできた麻美さん。昨年ファン助産院さんの医院長先生がご高齢ということもあり引退、閉院されたこともあって、今回は衛生病院で無痛分娩を選択。僕も今まで2度も大変な麻美さんを見てきた(以前のブログ参照)ので、大いに賛成して、立ち会い出産にしました。

さて、運命の7月16日!
妊婦は水分と食事の摂取は当日の朝6時まで!ということで、朝5時にみんなで起きて、一緒に食事して、いざ8時に衛生病院へ。本来は車で行く予定のところ、麻美さんは陣痛を促すために歩きを選択。やる気満々な感じでスタスタ歩く。赤ちゃんがいるのに妊娠前と体重が変わっていない麻美さん。側から見たらどう見ても今日これから出産する女性には見えないよな〜、とか思いながら、みんな一緒に病院へ。病室に行き、これからゆっくりと麻酔と陣痛促進剤を使って出産へ導くそうで、8時に病院に来てくださいとなると、11時頃にはサラッと産まれてんじゃね?とか一惺と話してた予想とは裏腹に、じっくりゆっくりそれは進んで行きました。

病院でベットに横になり、一通り説明を受けて、着替え、まずは点滴(すっと針が入ってひと安心)と血圧測定器をつけ、入院患者っぽくなった麻美さん。お腹には赤ちゃんの心音を録る機械をおき、赤ちゃんの心音を聞きながら経過を見る。1時間くらいした頃、そろそろ麻酔を始めましょうとなって、処置をするからと僕と一惺は待合室に移り、待つこと30分。ようやく処置が終わりましたと看護師さんが来て部屋に戻ると麻美さん涙目。何、どうしたの?って聞いたら、「なかなか麻酔の針がいいところに入らなくて何度も差し直して、め〜っちゃ痛かった〜。」って。麻酔の針は背骨の中の骨髄に刺すと聞いてたので、それを何度もってヤバすぎる。

な・ん・だ・と〜〜〜〜〜〜!

「何度もって何回くらい!?」「う^^^^8回、くらいか、な、10回はなかった感じ、かも」となって、「こりゃ看護師変えてやる!」「他にまともな看護師いないんか〜!」
と怒鳴り込んでやろうと思ったら、麻美さんが「でも私が身体、硬いから前向きに丸まって、背骨を丸めて背骨の間に刺す時に丸まりきれなくて、もっと丸まって、って言われてるのにできない私も悪くて難しかったんだと思う」って話し始めて、それでも胸がぎゅ〜ってなってるこの感情は収まらん、とやっぱ一言文句言ってやろうかとも思ったけど、麻酔は結局8回も耐えて麻美さんの背中に入ってるし、やり直しとかないし、看護師と揉めてこのあと雑になっても嫌だし、このやり場のない怒りは、悔しいけど収めることにした。

当の麻美さんが我慢してるわけだし、暴れても仕方ない。

少しの間麻美さんと一惺と話して、落ち着いてきた頃、くだんの看護師が様子を見に来た。
ま〜そのあとは、見てた感じ、まあ、経験が浅いとか、状況把握が下手くそそうとかは感じなかったし、テキパキとやっていたので、そのままその助産師さんに任せることにした。そして、15時頃、そろそろ状態もよくなってきたので、分娩室へとなり、30分ほどでベイビー誕生! 安産で、母子共に無事! 最高の瞬間でした!

名前は「きょうや」 ”善塔暁也”  となづけました。

元気な男の子。

さて、最後一気に端折ってしまいましたが、これから麻美さんの面会に一惺と行ってきます。デザートバイキングもあるんですって。楽しみ。続きはまた後日書きます!

行ってきま〜す。

あ、写真。

att.A7K1QrQCv10n6sk1kycVc8tpTBiIkoW9XLUY0sMpm5k att.derP70U0WWHHmq1OrS82az902MSifv9_J0FEmI3WMfo 2 IMG_7995 IMG_8013

追記

その後何だかんだとバタバタで、続きを書くと言いながらあっという間に1ヶ月以上が経ってしまいましたが、やっと続きを。と、その前に、まずは訂正とお詫びをしなくてはいけません。
実は僕の盛大な勘違いがありまして、あの脊髄注射は、実は看護師さんではなく麻酔技師のかたが行ったとのことを、あの面会&デザートバイキングの時に麻美さんに聞きました。担当してくださった看護師さん、勘違いをしておりまして大変申し訳ございません!m(_ _;)m
考えれば当然で、麻酔を行うのは麻酔技師さんですよね。。。加えて前屈が苦手なのも災いしてのことだったので、一概に病院のせいにして書いてはいけませんでした。頑張ってくれた衛生病院の皆様ごめんなさい。全くもって短慮な風評を垂れ流してしまい、慚愧に堪えない気持ちでいっぱいでございます。

さて、